年金受給者が亡くなった時の手続き

年金の受給者が亡くなった場合、ご遺族は受給の停止に関する手続きを行う必要があります。知らずに放置していると、たとえ悪意がなかったとしても、不正受給としてみなされる可能性がありますので注意しましょう。

受給停止に関する手続きは、年金事務所または年金センターにおいて行います。
受給停止を行う手続きは、「年金受給権者死亡届の提出」「未支給年金の請求」「遺族年金の請求」の３つあります。
提出の期限は国民年金の場合は14日以内、厚生年金の場合は10日以内なので、早めに手続きを済ませましょう。

遺族年金とは、年金受給者が亡くなったときに、その人によって生計を維持された遺族が生活に困らないように給付される年金のことをいいます。
遺族年金は、「遺族基礎年金」、「遺族厚生年金」、「寡婦年金」の3つに分けられます。
これらの年金は厚生労働省が管轄しており、受給される権利者が請求する必要があります。手続き自体はご自身でも行えますが、専門家へ依頼することも可能です。

国民年金を３年以上納めた人のうち、老齢基礎年金・障害基礎年金のいずれも受給せずに亡くなった場合、生計を共にしていた親族には死亡一時金が受給されます。

遺族年金を受給の際に、必要となる書類は下記の通りです。

• 年金請求書
• 年金手帳
• 基礎年金番号通知書
• 年金証書
• 戸籍謄本
• 住民票
• 死亡保険の被保険者証
• 源泉徴収票または所得の非課税証明書

上記の書類を揃えたうえで、住所地の市区町村役場の窓口へ提出します。