遺産分割協議書の書式とひな形

遺産分割協議で、相続人間での分割方法や割合についての合意が得られれば、協議でまとまった内容を遺産分割協議書としてまとめる必要があります。

遺産分割協議書の作成形式に、法律上の定めはありません。しかし、相続人間の合意を法的に証明する書類になりますので、正確に記載しなければならない箇所があります。

こちらでは、遺産分割協議書の形式についてご説明します。

遺産分割協議書は法的な書類となりますので、無効にならないように、慎重な作成が必要です。しかし、完成後に記載内容に訂正や変更が必要となる場合もあります。このような場合の訂正方法についてご説明します。

相続人に関する個人情報の訂正

相続人の住所や氏名など、相続人に関する個人情報の訂正を行う場合、訂正箇所に二重線を引き、その相続人の実印による押印が必要です。

被相続人に関する個人情報の訂正

被相続人の氏名などの個人情報のほか、相続財産の内容について訂正を行う場合、訂正箇所に二重線を引き、相続人全員の実印による押印が必要です。

相続人全員での押印が難しい場合には、相続人全員の捨印によって訂正が認められる場合もあります。