盛岡相続遺言相談プラザの
相続手続きに関する相談事例
盛岡の方より相続に関するご相談
2023年12月04日
行政書士の先生にご相談です。相続手続きが必要な土地が遠方にありますが現地まで手続きに行かなければなりませんか?(盛岡)
父の相続手続きを進めていますが、遺産のひとつである土地が盛岡市外にあることが分かりました。相続人である私は現在盛岡で生活していますので、この土地についての手続きを行うためには現地まで行って手続きをしなければならないのかを心配しています。相続人は長女である私と、弟の2人です。母は既に他界をしています。弟との話し合いで、盛岡の自宅は私が、遠方の土地に関しては弟が相続をすることで決定しています。私も弟も平日は仕事をしており、時間に余裕があるわけではないため、現地に行って手続きをするということが難しい状況です。何か方法はありますか?(盛岡)
不動産相続手続きは、実際に現地まで行かなくても手続きする方法がございます。
不動産の相続手続きは、その不動産の所在地を管轄する法務局にて相続登記申請をする必要があります。複数ある場合には、それぞれの不動産の所在地ごとに法務局を確認して手続きを行わなければなりません。法務局の管轄地域は法務省のホームページに掲載されていますので、事前に確認をしておきましょう。
不動産相続手続きの申請方法は、
- 窓口申請、
- オンライン申請、
- 郵送申請、
がございます。
①窓口申請:法務局へと直接出向いて窓口で申請する方法です。法務局は平日のみあいていますので平日に手続きをする必要があります。
②オンライン申請:パソコンを使用しオンライン上で申請をする方法です。日本全国の法務局でオンライン申請に対応していますので、遠方の不動産であっても費用や所要時間の差はほぼ無く申請が行えます。ご利用のパソコンに「申請用総合ソフト」をインストールする必要がありますが、登記申請書を作成しその情報を管轄の登記所に送信することで申請が完了します。
③郵送申請:申請書をご自身で作成し郵送で送付する方法です。不動産が遠方の場合には旅費の代わりに郵送代のみで済みますので経費も時間も節約することができますが、申請内容にミスがあった場合、窓口受理の段階で指摘されるミスに対応することができないので時間と労力が倍以上かかってしまう可能性があります。
不動産の登記申請は、オンラインで行うことが可能となりご自身で申請を行うケースも多くなりましたが、登記申請は申請書の書き方など厳密なルール多くありますので1つのミスの修正を申請者自身で行うこととなり、各法務局と何度もやり取りをしたり、申請自体をやり直さなければいけなかったりと、負担が大きくなってしまうことも考えられます。ご自身での不動産の名義変更手続きが不安な場合は、専門家に相談をするのも選択肢の一つとしてご検討いただければと思います。
盛岡相続遺言相談プラザでは、不動産相続手続きのオンライン申請にも対応しております。盛岡市外の不動産の手続きも迅速に対応をいたしますので、盛岡にお住まいで遠方の不動産の手続き関してお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。