知っておきたい相続手続の基礎知識

こちらでは相続手続きの基礎知識についてご説明いたします。

相続手続きと聞いて、内容について詳しくお分かりになる盛岡の方は少ないのでしょうか。相続は頻繁に起こるものではありませんので、何度もご経験をされたという盛岡の皆様はあまりいらっしゃいません。

とはいえ、ご経験されることの少ない相続手続きであるにも関わらず、相続財産の内容によっては大きな金額が動き、場合によっては相続人同士の一生を左右する揉め事に発展してしまう可能性もあります。

相続手続きは専門的な知識をもって慎重に行う必要のある、適当に進めることのできない手続きなのです。
実際の相続手続きで慌てないためにも、相続手続きをご経験される前の、ご家族がお元気な今のうちに相続手続きに関する知識を得て、準備できることを行っておきましょう。そうすることで手続きの間違いを防ぐとともに、相続人同士のトラブル回避に繋がり、結果として相続手続きにかかるお時間や手間を減らすことができます。

まず、ご家族がお元気なうちに盛岡の皆様ができることとしては、遺言書作成があります。相続手続きでは、遺言書がある場合と遺言書のない場合とでは手続きが大きく異なり、遺言書のある手続きの方がスムーズに手続きが進みます。

相続では、被相続人(亡くなった方)が亡くなると、その方が所有していた財産はまず相続人全員の共有財産となります。そのままでは誰がどの財産を引き継ぐことになるのか分からないため、相続人同士で話し合って、共有財産を分割する必要があります。

その際、被相続人が遺言書を残していて、その内容で財産の分割先を指示していた場合はその指示に従うだけで遺産分割が終了します。しかしながら、遺言書のない相続では、相続人全員による遺産の分割方法を決めるための「遺産分割協議」を行う必要があり、突然大金を手にする可能性のある遺産分割協議では、本音を言いあう醜い争いに発展する可能性も否定できません。

したがって、残されたご家族がスムーズに相続手続きができるよう、多くの財産をお持ちの方のみならず、少しでも財産をお持ちの方はお元気な今のうちに遺言書を作成しておくと良いでしょう。

また、この記事をお読みになっている盛岡の方が、既にご家族が亡くなった後というご状況でしたら、何よりもまず遺言書が残されていないか探すようにして下さい。
ここからは盛岡の皆様が実際に相続手続きを行うことになった際に慌てないよう、遺言書の残されていなかった場合の、相続の流れをご紹介します。

遺言書がない場合の相続手続きの流れ

相続手続きにかかる期間は、相続人の数や被相続人がどこに籍を置いていたか（戸籍収集）、相続人同士の日程調整等によって大きく異なります。
また、各家庭のご事情によっては遺産分割協議に通常以上の時間を要する場合があります。詳細は盛岡相続遺言相談プラザの専門家まで遠慮なくお問い合わせください。

※「不動産の名義変更」は戸籍収集に1か月半～2か月程度、さらに法務局において登記完了まで1週間ほど要します。相続手続きは不慣れな方にとっては複雑な内容となるため、個人で行う場合はさらに多くの時間を要する可能性があります。したがって相続が開始されましたら早急に相続の専門家にご相談されると良いでしょう。また、遺言書作成など生前対策でのご相談も専門家に依頼されることをお勧めします。